弁護士という言葉を聞くと、どんな言葉が頭に浮かぶでしょうか。
『犯罪、逮捕、裁判、訴訟、損害賠償請求』などの重苦しい事項の諍いを担当する法律の専門家といったイメージの言葉など浮かぶかもしれません。

では離婚弁護士という言葉を聞くとどんな言葉が連想されるでしょう。
それぞれの名称に対するイメージは間違ってはいませんが、弁護士という法律の専門家についての根本的な解釈が誤っていないでしょうか。

つまり、弁護士とは、依頼人から依頼を受けて日本国憲法の定めに従って法律事務を処理することを職務とする専門職のことをいい、その具体的な職務範囲は時代とその時の法律によってことなりますが、弁護士の資格の中に『離婚弁護士』という分類はありません。

離婚弁護士とは、離婚の案件で多くの経験と良い実績を積んできた弁護士の証です。

一般的な訴訟案件や、訴訟ではないけれども法的申請が必要な場合には、弁護士に依頼して処理してもらう企業や個人も少なくありません。

それぞれの弁護士でやはり得意な分野、つまりある分野で多くの経験を積んで、クライアントの希望に近い解決策で終結する良い経験を多く積むと、それを自分の強みとして『離婚訴訟のことはお任せください』とか『交通事故の示談相談はお気軽に』といったアピールを表に出し、益々多くの経験と高いパフォーマンス実績を積んでいく弁護士も少なくありません。

自分でその看板に得意な分野を謳うということは、やはりそれを言うだけの実績も経験も積み、なおかつ良い実績を多く残しているという自己評価のことです。

離婚弁護士費用の比較

日本には数多くの法律事務所があり、その中で離婚問題に強い弁護士が現実にあります。
ただ費用や相場、法律事務所の評判など、どれを参考にしてよいか正直わかりませんし、わかりにくい部分です。
最低限こういったポイントに気を付け情報比較をもとに考察していきます。

現時点で離婚問題に特化した事務所

現時点でホームページなどがある法律事務所の中で離婚問題に強いとうたっている大手法律事務所はベリーベスト法律事務所やアディーレ法律事務所などが挙げられます。
テレビCMなどでも大きく流れているので知っている人はご存知ではないでしょうか。

法律事務所によっていは、電話で数分程度なら話を聞いてくれ、その上で事務所にきて相談するか決める場合もあります。
利用するユーザーにはとても優しいという特性があります。

また、キャンペーンなどで各都道府県に足を運んでわざわざ赴いてくれたり30分無料で相談にきてくれることがあります。
もちろんある程度の地域による部分もあります。

相談だけで30分5000円というのが相場になってはいますが、気軽に相談しやすいように相談料は発生しない場合もあるようです。

このように相談が無料であることによって離婚問題を抱えていてお金がない人にとっては救いとなり、慎重に選びたい人にも優しい制度を設けており、利用する側にとっては非常に助かるといえます。

離婚に関して行政書士と弁護士の違い

よく聞く、この二つの名前、どういった違いがあるのか。
まず行政書士とは行政書士法においての国家資格者のことを言います。

ただ弁護士と違う点は行政書士は書類の作成しかできません。
相談や離婚協議書の作成までは可能ですが、それ以上のことまで介入できないといった言葉が正しい表現化もしれません。

相手方との交渉は弁護士にしかできませんので、離婚調停などでもめそうな際は、弁護士に依頼するのがベストといえます。

実際に弁護士に依頼するうえで

どのようなことを基準にして弁護士に依頼すればよいのか参考になる基準をご紹介します。
まずは費用の問題が一番大きい部分ではあります。

ご自身の周りに弁護士がいれば良いのですが、そういった環境は通常はありません。
まずはホームページなどを見て初回相談料がいくらなのか、あるいは無料のところを選択肢の一つとして選ぶとという方法もあるでしょう。

次に問題となるのは弁護士事務所の評判をチェック。
すべての事務所が完璧にこなせるわけではないので、ホームページなどでの口コミなどを参考にし、どういった強み、どういった対応をしてくれるかのヒントを得ることができます。

離婚問題はナーバスなので女性の弁護士、男性の弁護士を選ぶこともできる事務所もあり、自分の心境を理解してくれる人を選ぶと良いでしょう。

もしわかるのであれば、裁判での勝率が高い事務所がよいと考えます。
調停などで離婚がうまく成立できれば問題はありませんが、裁判まで発展するとなるとその法律事務所の離婚問題担当の弁護士の裁判での勝率も考慮しなければなりません。

あと担当する弁護士が親身に話を聞いてくれるのかどうかも重要です。
初回相談料が無料でも、しっかり話を聞いてくれないと思ったら、違う弁護士事務所に行くことも大事なことです。
何より裁判の期間中、一緒に歩み続けるのですから、ある程度のフィーリングも重要であるといえます。